医院のホームページ

医院の電話が鳴ると、多くは患者さんからの予約や予約変更の電話のことが多いです。でも、昼休みや診療後の時間になるとやけにセールスなどの電話が多くなります。

一番多いのが、某BBからの電話工事や回線変更の勧誘です。何度断っても別会社になって勧誘してきます。これはちょっとやり過ぎで、かなりのイメージダウンです。

次に多いのが、求人誌の広告掲載の営業です。募集をすればそれなりに反応はありますが、いまのところそれほど急いで必要ではないので、普通にお断りしています。

そして、それらと同じぐらい多いのがインターネットを利用した集客と称して、ホームページ制作やSEO対策をしますという営業です。僕の医院は、駅前にある訳でもなく、田舎のように郊外に巨大な駐車場を構えて広範囲から車での来院を狙う訳でもなく、近所の人たちがほぼ歩きでこられるところから来院する医院なので、はっきり言ってインターネットを用いた集客は必要ありません。初診時に、何をみて来院したかを記入してもらっていますが、インターネットをみてという人は、月に数人で、基本的に近くにきて看板をみたというのが多いです（開院当初は、チラシをみてが最も多かったですね）。あとは、患者さんや家族からの紹介です。だから、インターネット関係に宣伝広告費を多く使うのは、費用対効果の面から、無駄です。ちなみに、電柱広告もかなり無駄です（一応、開業当初からのものなので今も残してありますが．．．）。ただ、インターネットは調べものをするのに利用する人が多いのも事実なので、近所の人が近くの歯科医院を探したり、僕の医院を知っているけど電話番号や診療時間・曜日がわからないので調べたり、僕の医院の雰囲気を知ったりするのに役立つように情報提供することは必要だと思っています。そこで、ホームページは自分で作り、検索したときに普通にひっかかるように設定しています。最近はとてもよいウェブデザインツールがあるので誰でも簡単に、そのあたりのホームページ制作会社に頼むよりはよっぽどスマートなデザインのページが作れます。ポイントは、何となく医院（院長やスタッフ）の人柄がにじみ出るようにすることなのではないでしょうか。

もちろん、駅前の大きな法人さんや、矯正、インプラント中心の医院は、インターネットの戦略はとても大事だと思いますので、僕の医院のような環境の歯科医院の場合の話ですが。

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