とても疲れました． [歯科]
外人さんの歯の根の長いこと長いこと．．．もともと揺れていたので、抜歯もそれほど大変ではないと思っていましたが、日本人の1.5倍ぐらい長く、また、骨も頑丈で、麻酔も聞きにくいし、痛がりだし、困りました。
明日明後日は、既に急患で埋まっているし（明後日の予約で急患というのも変ですが）、今日はもうかえって寝ます。
集中力 [歯科]
人間にはどうしても集中できる時間に限りがあります。僕はもともと結構集中できる人間（というより、環境に鍛えられて集中力があがったのかな）なので、長い時間の治療などもいつの間にか時間が経っていることが多いのですが、この仕事は集中力がとても大事な仕事です。
予約の取り方にもよりますが、今日は頭の整理がつかないまま、いろいろな種類の治療をしたのでかなり頭が疲れました。本当なら、何曜日の午前中は根の治療の時間とか、外科の時間とか、義歯の時間とか分ければいいのですが、患者さんがその時間に来院できる可能性はかなり暇な人以外はほとんどないので、そうも言ってられません。大きな病院なら、その治療の専門医みたいになってその治療だけを行えばいい状況も生まれますが、個人開業医はオールラウンダーなのでそれも無理になります。
今日は、入れ歯の型取り、被せものの装着、虫歯の詰め物の治療、根の治療、歯茎の手術、入れ歯の修理、抜歯、仮歯作りなどがどれも連続せずに入ったので、かなり頭の切り替えが大変でした。いろいろあると飽きなくていいのですが、頭が分けわからなくなりますね。
めずらしい根っこ２ [歯科]
明日来るが値上げ [歯科]
珍しい根っこ [歯科]
今日は、ちょっとめずらしい根っこに出会いました。普通、上の第一小臼歯は根が２本か１本です。今日は完全に３本に分かれている根の治療をしました。あまり出会うことはありませんが、１０年以上歯医者をやっていると数本見かけたことがあります。開業してからは初めてですね。歯科に関係ないひとは、よく知らないと思いますが、大臼歯とよばれる奥歯でも根の数は１本から５本ぐらいまでと人によって、また、歯によって、全くちがっています。１本の根に１〜数本の神経もあるので、さらに複雑です。今日は、その根の治療が４人ぐらい続いたのでちょっと疲れました。細かい作業なので、集中力を使います。
技工物 [歯科]
最近の歯科医院は基本的には技工物は外注です（自分の医院では製作せず、外部の技工所に委託して作ってもらうこと）。以前は、歯科医師自身が製作したり、自分の医院で技工士さんをスタッフとして雇って作ってもらうところも多かったようですが、現在は分業が進んで外注のところが多くなっています。僕のところも基本的には外注です。技工士さんを雇う余裕もありませんし、それほど技工物がでません。
ただ、すべてを外注に出してしまうと、料金が高くなること、自分の思った感じにできてこないこともあることから、一部は自分で作っています。ただ、鋳造（金属の流し込みによる成型）の設備などは当然ないので（技工室と呼べるほどの設備もありませんが）、作れるものには限りがあります。僕が自分で作るのは、義歯印象用のトレー、咬合床（噛み合わせをとるもの）、顎関節症用のマウスピース、歯ぎしり用のマウスピース、ホワイトニング用のマウスピース、矯正の咬合挙上用のマウスピース、矯正の保定用のマウスピース、などです。
今日は、このうち、上下の義歯の咬合床の型をとったので、今から技工作業です。特に上の歯は、技工所に出すよりもある程度イメージで近いものを作ることができるので、自分で作った方がよいものの一つです。
保育園 [歯科]
保育園の歯科検診に頼まれていくことになりました。学校検診は歯科医師会の委託業務なので歯科医師会に入っていない僕のところには検診の依頼はないものだと思っていましたが、保育園は管轄外なので誰でも頼まれればやるみたいです。僕のテナントのオーナーが保育園を経営していて、２件隣が保育園なので、近くだからという理由で別の歯科医院から僕のところに変更する気になったようです。学校検診は、勤務医の頃、小学校と中学校を担当してやっていました。検診自体は、流れ作業なのでどんどんこなしていると問題なく終了するので別に嫌ではなかったのですが、歯科教室も行っていて、衛生士さんと組んで虫歯や歯周病の話とプラークコントロールの指導を児童／生徒さんたちの前でやることになっていて、院長ではなく僕がその役目でした。人前で、しかも子供たちの前で話をするのは結構大変です。もともと目立つことは苦手なので、この時期は憂鬱でした。原稿を考え、見せるための資料を作り、プレゼンですね。今ならKeynoteでやるかもしれません。今回の保育園はそこまでの必要も無く検診だけみたいなので、２時間ぐらいで終わる予定です。
とにかく、あまり乗り気ではないものの頼まれたのでしっかりとこなそうと思っています。
８月は減るはずなのに．．． [歯科]
去年と違い、８月になっても皆さん、普通に来院します。お盆の週も、僕の医院は普通にやっているのですが、患者さんたちも普通にやってきます。もしかして、不況の影響で海外には行かず、ガソリン高で遠出もせず、日帰りとか近場で過ごし、帰省もしない人たちが多いのでしょうか。経営的にはありがたいのですが、８月は少しゆっくりしようと思っていただけに、じつはあまりうれしくありません。しかも、ここのところ痛みがあるという急患の人が多く、毎日昼休みがつぶれ夜も延長して対応しています。かなり疲労蓄積気味です。今も上の奥歯の神経をとったところです。一日の最後にやる仕事ではないですね。
明日は休みなので、今からビールでも飲みながら保険の請求のための事務仕事でもします。 今日は、スペシャルにえびすザホップです。
修理 [歯科]
今日、ようやくレントゲン照射機の中の基盤が届きました。みた感じは１０立方センチのパソコンのパーツのような感じで、値段は７３００円でした。予想では６−７万円、下手をするともう一つ桁があがるかと思っていましたが、ほっとしました。
原因は何かと尋ねたところ、レントゲンは 電圧をあげてから解放するために、回路がショートしやすいとのこと。でも、それって最初からわかっていることだし、そのための装置なんだから対策を講じているのが普通だと思います．．．開業後３年経っているので、保証にもならないし、あまりごねてもあとで困ったことになっても困るので、この料金ならと納得しました。でも、あとでみてみると、もう一つ料金がかかっていました。それは、技術料。１時間７０００円なのだそうです。これが高いか安いかはわかりませんが、１時間７０００円と聞くと、ため息が出てしまいます。
とにかく、この業界は狭い世界で閉じているので、何を言っても悪あがきになってしまいます。普通に診療できるようになったことをよしとして、８月も乗り切れればいいと思います。
在宅医療は危険がいっぱい [歯科]
今日は仕事を早退して（というより、医院を早く閉めて）、在宅医療の講習会に行ってきました。といっても、僕のところは、訪問歯科などは一切やっていないので、直接関係ある訳ではありません。どちらかというと、僕の医院のテナントのオーナーが福祉系の法人さんなので（僕がその施設の訪問歯科をやっているのではなく、それは別の契約している専門の医療法人がいる）、そのテナントに開業している僕のところにも、いろいろな問題を抱えた患者さんたちが来院するのでその対応をより改善できないかと思い参加しました。
基本的に、病気があったり、痴呆だったりして大変なのですが、やはり、お金と人の数（および資質）が大きく影響する分野のようです。開業してそれほどたっていない僕の場合は、慈善事業に時間を多く費やすほどの余裕は無く、スタッフも少ない上にその資質もあまり持ち合わせておらず（それは院長自身の問題かもしれませんが）、当然器具を揃えるほど金銭的に余裕も無く、結局なかなか実現は不可能なことが多い気がしました。
ただ、仕事としてよりも、人を１人幸せにする手伝いができる喜びは、この仕事の特権のひとつなので、自分なりにちょっとだけ努力してみようと思っています。
それにしても、緊急時の対応は、しっかり練習しておかないとまずそうですね。CRPもすっかり忘れているうちに、新しいガイドラインになっているし、高脂血症は、ガイドラインから総コレステロール値が消えてなくなっているし、医学の変化の勉強もきちんとしておかないと。と感じさせられる講習会でした。
おまけ。久しぶりに帰宅ラッシュの中央線に乗りました。僕には耐えられそうもありません。ちなみに、現在は家から５分、しかも徒歩です。
